霊障鑑定レポート

第3回：至る所に存在する地縛霊がもたらす障害

全体的な割合でいうと、地方よりも都会の方に多い霊現象として、地縛霊というものがあります。簡潔に説明すると、不本意な形で死を遂げてしまったことから、その自らの死を受け入れられなかったり、あるいは死んだこと自体を認識できていなかったりする霊のことを言います。読んで字のごとく、地縛霊が存在するのは、主にその人間が亡くなった建物や土地などです。したがって、過去に不幸な出来事があったこと、深い因縁があることを知らずに地縛霊が取り憑いた土地や建物で生活しているうちに、憑依されてしまったというケースが数多く見つかっています。
今回ご紹介する東京都S区在住のTさんも、そうした地縛霊に悩まされていた方の1人でした。

働き盛りの男性を突然襲った霊障

5年前に設立されたIT企業に途中入社したTさんは、これまでの経験とスキルを生かして、まさに水を得た魚のように毎日バリバリ働いていました。年齢も30代前半とまだ若く体力的に無理がきくことや、交際4年目の恋人と婚約したこともあって気力とモチベーションも充分。他の社員が退社した深夜や、土曜日に1人出社して担当案件を進めることも珍しくありませんでした。

しかしある時期を境として、Tさんは徐々に心身に違和感を覚えるようになっていきました。学生時代にラグビーで鍛えた屈強な肉体と精神力に自信を持っていたTさんにとって、それは過去にほとんど経験したことがない事態でした。すぐに病院で医師に診てもらったものの特に問題は指摘されず、会社の健康診断でも何ら異常は見つかりませんでした。医学的には健康面で問題がないことが分かり安心したTさんでしたが、それだけに余計、日を追うごとに悪化しつつある心身の不調の原因が何であるのか不可解に思えてきたのです。 次第に体力の著しい低下やめまい、吐き気などをもよおすようになり、休日出勤や残業どころか、通常の出勤でさえ困難になっていったTさん。いよいよ、これはどうにかしなければと感じていた折、ネットの口コミサイトを通して電話占い生口のことを知り、さっそくご相談くださったのです。

相談者に取り憑いた地縛霊の正体

鑑定でTさんを霊視したところ、すぐに地縛霊が憑依していることが見てとれました。その地縛霊は男性のもので、年齢も20代後半から30代前半とTさんと同年代。さらに詳細に地縛霊を霊視していくと、より具体的なことが見通せたので、私は把握できたことをそのままTさんにお伝えしました。「あなたが見舞われている不調の原因はすべて、地縛霊に憑依されているためです。取り憑いた地縛霊の正体は、今から約20年前に、現在あなたの勤務先が建っている土地にあった会社の男性社員。その方はあらぬ不正疑惑をかけられ、会社を首になってしまった。直属の上司が行なっていた横領の濡れ衣を着せられたのです。そのことによって恋人から婚約を破棄され、両親からも縁を切られ、極度の人間不信に陥った彼は、最終出社日に会社のトイレで自ら命を絶ちました。彼の無念の思いは死後も解消されることはなく、地縛霊となって同じ土地に居続けることになった。そしてあなたに取り憑いてしまったのです」。私の霊視結果を聞き、Tさんはしばらくショックで絶句されていましたが、すぐに我に返り「先生は霊障を除去できるとうかがっています。私に取り憑いたその地縛霊の除去をお願いいたします」と言われました。

霊能者が行なう浄霊で地縛霊を完全に除去

もちろん私はすぐにTさんに取り憑いた地縛霊を除去すべく、精神を集中させて霊能力を極限にまで高め、浄霊に取り掛かったのです。地縛霊の力は思っていたよりも強いものでしたが、特に問題なく除去し、浄化させることができました。
この浄霊が完璧に成功したことは、後日、電話占い生口に送られてきたTさんからのお便りにも詳しく書かれていました。私の鑑定を受けられた後、Tさんの体調はみるみる快復し、気持ちも以前のように平常心を保てるようになったといいます。現在は公私ともに極めて順調で、1ヶ月後には結婚式を行なわれるようです。

霊障は医学では解明できないもの

お読みになってお分かりになったと思いますが、地縛霊はいつの間にかその人間に取り憑き、医学や化学では解明できない障害をもたらす実にやっかいな存在なのです。したがって、今回ご紹介したTさんと似たような症状をお持ちの方、原因を特定できない不可解な問題に悩まされている方は、お早めにご相談ください。たとえそれが霊障によるものであったとしても、適切な霊能手法で確実に解決いたします。