電話占い生口は、誰にでも利用できる便利なサービスです。北海道にいる相談者が沖縄の霊能者に占ってもらうことも可能です。それゆえ、人気のある霊能者には、鑑定依頼が殺到しています。次から次へと申し込みが絶えず、予約が取りにくいこともありますが、それだけ精度の高い霊能力で鑑定や占いをしてもらえるということです。縁結びや未来予知を依頼する人が多いのですが、心霊相談を持ちかける人もいます。霊が引き起こすトラブルは一般人では解決が難しいもの。プロの霊能者の力を借りたくて電話占いに申し込んでくるのです。
20代後半のAさんは、ある時期から奇妙な現象に悩まされるようになりました。ひとりで部屋にいたところ、誰かが急にAさんの肩をグイッと引っ張ったような気がしました。振り返ると誰もいません。また、お風呂に入っているときすりガラスのドア越しに人影がウロウロしているのに気づき、家族の誰かだと思いドアを開けると誰もいない。こんな出来事が続きます。特に痛い目に遭うわけではないけれど、気味が悪くて仕方がない。2歳上のお姉さんに相談すると、実はお姉さんも不可解な出来事に悩まされていました。
困った2人はネットの掲示板で、霊視鑑定の成功例を頻繁に見かけた、私ども電話占い生口の霊能者に相談することに決めたそうです。電話はお姉さんがかけました。担当した霊能者は電話に出た途端、こう言ったそうです。
「これは霊障ですよ。しかも生き霊。お姉さんに対して恨みを抱いている女性がいて、妹さんにまで影響を及ぼしている」
霊能者は生き霊の正体を、霊視で突き止めました。生き霊を飛ばしていたのは、以前、お姉さんが働いていた会社の同僚女性でした。会社の上司がお姉さんに目をかけていたことや、女性が好意を抱いていた男性社員がお姉さんを気に入っていたことがおもしろくないのです。かといって、お姉さんと男性社員は付き合ってはいません。自分勝手な妬みです。しかも、女性とは面識のない妹のAさんにまでトラブルをもたらしています。
「そんなことがあるのですか!私は彼女に恨まれる筋合いなんてないのに」お姉さんは驚愕しています。霊能者は静かに言葉を続けます。
「今は小さな出来事ですんでいるけれど、早めに対処しないともっとひどい霊障が起きる可能性があります。でも、安心してください。霊の影響を取り払いますから」
お姉さんはいったん電話を切り、Aさんと相談し、あらためてその霊能者に生き霊退治をお願いすることにしました。
霊能者はさっそく生き霊を呼び出し、姉妹に取り憑くことをやめるように説得をはじめました。霊視を行ったところ、生き霊を飛ばしている生身の女性自身が今、恋愛問題で悩んでいるようです。彼女は現在の苦しみと過去に抱いたお姉さんへの嫉妬心から生き霊を生み出していたのです。霊能者は女性が現在、幸せでないのはお姉さんのせいではないと、生き霊に伝えていきます。人に取り憑いたままでは幸せになれないと諭していったのです。すると生き霊は素直になって姉妹のもとから立ち去ると約束しました。
その後、本当に霊の影響はなくなりました。姉妹に平和な毎日が戻ってきました。「いくら血がつながっているとはいえ、まったく関係のない私にまで霊がトラブルをもたらすなんて驚きました。でも、電話占いのおかげで無事、解放されてよかったです」Aさんは安心しています。霊は思わぬところからやってくる、だからこそ心霊相談は多いのです。